ムーブメントディレクションを工夫すると、様々な筋肉を鍛え分けられます。例えば、背中の広背筋を鍛えようとした時に、持ち手の幅を狭めれば、脇下付近の大円筋にも負荷が高まります。腹直筋を鍛えるクランチを加えれば、脇腹にある腹斜筋群もターゲットになります。
このように、動きの変化によって違う部位を集中的に攻め、各筋肉を効果的に強く大きくするのです。勿論、弱い筋肉を集中的に鍛える事も可能でしょう。
自分の身体の強みや弱点などを知らずに鍛えると、得意な部位ばかりが発達して筋肉量がアンバランスになってしまう事さえあるのです。また、フルストレッチと古根トラクションもやりやすくなるので、効率よくトレーニングできるようになるでしょう。鍛えるべき筋肉をしっかり意識する事が、理想の身体に最速の近道と言えるかもしれません。